
やっと作業が終了(除、表紙)。昨晩、すべてを印刷所に放り込みました。
順調に進めば、月末に印刷完了。ふつうの本屋さんでは4月中旬に入手できるようになりますが、いくつかの大手書店では、4月1日からです。春の入学シーズンにあわせてフェアをやりたいという要望が多いもので。
わが出版社はじまって以来の注文数になりそう。でも、これって、書店が「面白い」とか「売れそう」と感じて注文するだけなんですよ。読者が買ってくれなければ山積みになったままで、何カ月か後に返本されてくるわけです。そうして、出版社は赤字の山。
そうならないよう、これから売り方を考えるんです。ブログ読者のみなさんも、よろしくお願いします。ということで、内容の一部を画像にしたので、ダウンロードして活用してください。
また、この本の構成・解説を担当していただいた紙屋高雪さんが、ご自身のブログで、詳しい紹介記事を書いておられます。そちらもご覧下さい。
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/rirongekiga-marx-sihonron.html
私が大学に入った70年代前半、高度成長をとげた日本社会のひずみが、公害問題などの形で噴出していました。そういう資本主義の姿を、深いところで本質的にとらえた『資本論』というものが、若者にはたいへん魅力的でした。
現実の社会主義国は、ソ連にせよ中国にせよ、とても社会主義とは言えない国でしたが、社会主義の理論というものは輝いていました。そうして私は社会主義者になったわけです。
いまの若者は不幸です。現実の社会主義国は、引き続き魅力がありません。社会主義の理論も、ソ連崩壊後、縮こまってきたような印象を持たれています。
それが、世界金融危機とか、貧困の深刻化とか、そういう局面のなかで、問い直される局面が生まれています。しかし、ボヤッとしていては、社会主義理論への関心は生まれません。
『資本論』は何を書いているのか。それは日本や世界の現実をどうとらえているのか。どうすれば現実を変革できるのか。それを積極的に提示することが、いま求められています。
この『理論劇画 マルクス資本論』が、そのために少しでも貢献できれば、とてもうれしい。頑張った甲斐があります。
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